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ホームページリニューアルを成功へ導く5つのステップ

2019-07-01

ホームページリニューアルを成功させるには、しっかりとプランを練った上で適切な手順を踏むことが不可欠です。多くの時間と費用を投資するリニューアルを成功させるためにも、納期を急がず、制作業者との連携を密にとりながら制作を進めていきましょう。

リニューアルの適切なタイミングやポイントに関しては、下記の記事をご覧下さい。

会社のホームページをリニューアル時の3つのポイント(リニューアル担当者必見)

 

1.何かが悪いのか?いいのか?現状分析を行う

ホームページをリニューアルする際、アクセス数の増加や新規ユーザーのコンバージョン率の増加などの具体的な目標を設定するためにも、まず現状のホームページの強みと弱みを分析し、改善点や課題を把握することから始めましょう。

よくあるケースとして、前回のリニューアルから時間が経過し、見た目が古く見えるから全面リニューアルして綺麗に作り変えようというものが挙げられます。しかし、現状のホームページの分析を行わず、計画性のない状態でリニューアルをしても満足のいく結果は得難いでしょう。やみくもに作り変えるのではく、しっかりと課題を把握した上で、数値目標を意識した具体的なリニューアル戦略を立案することが大切です。

例えば、新規ユーザーのコンバージョン率を増加することを目標とする場合には、製品やサービスの認知を拡大するためのコンテンツを充実させることや、問い合わせへの導線がスムーズに流れるように工夫をしてUI設計を見直したりする必要があるでしょう。このように目標を明確化することは、ホームページリニューアルを行う前提として不可欠な要素となります。                     

また、自社と競合他社ホームページの比較を行うことも大切です。いくら自社のホームページを改善したとしても、競合他社のホームページの方が優れている場合、リニューアルの効果は薄れてしまいます。自社ホームページの強みや弱みを分析するためには、競合との比較やユーザーのニーズ変化などの外部環境の分析・検証も欠かすことが出来ません。

特に競合他社の場合、同じような価格帯や品質の商品やサービスを取り扱っているケースも多くあるかと思います。その場合、ホームページのUI設計などを改善し、競合との差別化を図ることがユーザーに対して自社の商品やサービスのプライオリティを高めることにつながるでしょう。

下記では、現状分析をする上で必要となる確認事項を項目に分けてご紹介します。

 

コンテンツの構成の確認

前回のリニューアルから期間が経過すると、ページ数やコンテンツのボリュームが増え、ユーザーにとって求めている情報にアクセスしづらい煩雑な印象のホームページになってしまうことがよくあります。

コンテンツが増えて複雑化したサイトの構造を整理するためには、必要のあるコンテンツを精査し、ユーザーからのニーズが低いコンテンツに関しては削除するなど、ホームページ全体の構成やUI設計の見直しが必要となります。また、リニューアルの際にはカテゴリーを作り直し、サイトマップを再構築することでユーザーが求める情報にアクセスしやすくなります。

現状のホームページの構成が煩雑になっている場合、まずは必要なコンテンツと不要なコンテンツを整理することから始めましょう。

 

アクセス数やコンバージョンの確認

Google アナリティクスとGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)という2つのアクセス解析ツールをご存知でしょうか。どちらも基本の機能を無料で利用することが可能で、多くの企業がホームページの訪問者数やコンバージョンの確認をするために導入しています。

アクセス解析を行うことで、ホームページのステータスを具体的な数値に基づいて分析・検証することが出来ます。ホームページをリニューアルする前にアクセス解析ツールを導入し、現状の訪問者数や問い合わせ件数を計測することでリニューアル後との比較を行うことが出来ます。

Google アナリティクスを導入すると、人気のあるコンテンツとそれ以外のコンテンツを見分けることも可能になるので、リニューアル後に残すコンテンツを選定する場合にも活躍します。また、アクセス解析を行ない、アクセスの状況が好調であれば無理にリニューアルするタイミングではないという判断基準にもなるので、リニューアルをする前に導入しておきましょう。

Google アナリティクス

https://analytics.google.com/analytics/web/provision/?authuser=0#/provision

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

 

機能性の確認

ホームページにアクセスするユーザーにとって使い勝手の良し悪しは重要です。使い勝手が悪いホームページはユーザーからの印象が下がり、直帰率や離脱率の増加原因となります。特に近年はスマートフォンが普及し、ホームページのスマホ対応が当たり前の時代となってきているため、スマホ利用者からの閲覧に対応するレスポンシブデザイン導入はリニューアル時の必須事項となります。

ホームページの機能性を高める際には、ユーザビリティとアクセシビリティの2つの要素に配慮をする必要があります。ユーザビリティとは、ホームページの「使いやすさ」や「分かりやすさ」のことを指す言葉です。ページの読み込みのスピードやリンクボタンの分かりやすさなど、ホームページ全体の使い勝手の良さの総称としてよく耳にする言葉なのではないでしょうか。

アクセシビリティとは、高齢者の方や身体に不自由のある方であっても、あらゆるユーザーが利用しやすい設計にする概念として使われる言葉です。ホームページの場合であれば、高齢者の方であっても可読性の高い文字の大きさを設定する、視覚に不自由のある方が閲覧する際に音声読み上げ機能を付けて情報取得が出来るようにするといった、あらゆるユーザーにとって親切な設計(ユニバーサルデザイン)をすることがアクセシビリティの向上につながります。

現状のホームページの機能性がどの程度の水準にあるのかを把握し、不足している部分を見直して、ユーザーにとって使い心地が良く満足感の高いホームページを設計していきましょう。

 

デザイン性の確認

ホームページのデザインは、企業のブランドイメージと密接な関わりを持っています。製品やサービスのイメージとマッチした配色やレイアウトを行うことはもちろん、日々変化しているWEBデザインのトレンドを取り入れ、競合他社との差別化を図るブランディングの視点からホームページのデザインを見直しましょう。

また、リニューアルを依頼する制作業者の実績や強みなどを比較・検討した上で、目指すデザインイメージの共有を密に図りながら制作を進行していきましょう。

ホームページのブランディングにご興味がありましたら下記の記事をご覧下さい。

会社のホームページをブランディングする手順

 

2.リニューアルの目標を決める(KPI)

現状分析を行い、既存ホームページの問題点や課題の把握が出来たら、その問題点や課題解決をするための目標設定を行います。その際、曖昧な目標ではなく、いつまでにどれくらいの成果を出すか数字に基づいた具体的な指標として設定をすること、最終目標を達成するためのプロセスを細分化して具体的なアクションを伴っていくことが大切です。

例えば、前述のアクセス解析ツールを導入し、リニューアル前の新規ユーザーからの問い合わせ件数を計測しておき、リニューアル後にどの程度件数を増やすか具体的に目標を決めます。仮に月のお問い合わせ件数が10件前後だった場合、月に20件に増やすことが出来たら成功という目標を決めておけばリニューアルが成功したかどうかの判断が可能になります。

まずはリニューアルの最終目標となるKGI(重要目標達成指標)を設定し、その最終目標を達成するための中間目標としてKPI(重要業績評価指標)を設定します。月に20件に問い合わせを増やすことがKGIとすれば、製品やサービスの魅力を伝えるためのUI設計を行うことや問い合わせへの導線をユーザーにとってストレスなくスムーズに構築することなどがKPIに当たります。

このようにKGIとKPIを具体的に設定することは、ホームページをリニューアルする上で最も重要なポイントとなります。まずは現状分析をしっかりと行い、企画の初期段階でリニューアルの目的となるKGIを明確にしておきます。制作のフェーズに移行してからもKGIを達成するためのKPIがクリア出来ているか適宜チェックを行いながらリニューアルを成功に導きましょう。

 

3.ホームページリニューアルの企画・プランニング

リニューアルの目標を明確にしたら、信頼の出来る制作業者の選定を行い、具体的なリニューアルのプランニングを進めていきます。まずはリニューアルコンセプトを制作業者に伝え、業者側からの提案書を元に打ち合わせを進めていきブラッシュアップを図ります。専門家の意見を取り入れながら具体的なプランを策定していきましょう。下記では、制作業者と企画を詰めていく段階で重要となる事項をご紹介します。

 

リニューアルコンセプト実現のための戦略を策定する

社内で立てたリニューアルの最終目標であるKGIを達成するのに必要なKPIをクリアするため、必要な対策を制作業者の意見を取り入れてブラッシュアップしていきます。リニューアルの大元となるコンセプトの共有を制作業者との間でしっかり図り、認識の擦り合わせを行うことが大切です。

 

コンテンツの構成を見直し、サイトマップを作成する

人気のある既存コンテンツは残し、複雑化したコンテンツを整理してホームページのユーザビリティを高めましょう。ユーザーがサイト内で迷うことなく、最小限のクリック数で求める情報にアクセス出来るようにコンテンツの分類や階層を整理整頓し、階層構造を把握しやすいようにサイトマップを作成します。

コンテンツを整理する際には、アクセス解析を用いて人気のあるコンテンツやユーザーの行動フローを把握することが効果的です。また、訴求したいと考えているのに満足のいく集客が得られていないコンテンツは改善が必要です。リニューアルの機会に分析を行い、集客を高める対策を制作業者と検討していきましょう。

 

システム、サーバー、ドメインの設定を行う

SEOの観点から見て、むやみにドメインを変更することはアクセス数の激減につながる恐れがあるので推奨出来ません。下層ページのURLに関しても変更しない方が望ましいですが、もし変更が必要な場合には必ず301リダイレクトを行い、検索エンジンからの評価を引き継ぐように設定を行いましょう。また、CMSなどの既存システムのバージョンアップ、もしくは新規導入の際には仕様の要件を満たしているサーバーへの変更が必要な場合があり、その際にはドメインのDNS設定も新たにする必要があります。それに伴って、該当ドメインのメールアドレスの設定なども変更しなくてはなりません。インフラ面の設定に関してはSEOに大きく影響を及ぼし、リニューアルの成否にも関わる部分なので、制作業者と相談の上、慎重に設定を行いましょう。

 

EFO(入力フォーム最適化)を検討する

EFO(入力フォーム最適化)は、郵便番号を入力すると自動で住所が入力されるなど、ユーザーにとってストレスになりがちな入力フォームを使いやすくするものです。EFOの導入によりユーザビリティが向上すると、問い合わせやコンバージョンの増加にもつながりやすくなります。まだ導入されていない場合、リニューアルを機に導入をご検討されることをお勧めします。

 

最終的な見積もり金額を確定する

業者選定時に大まかな見積もり金額が決まっており社内の稟議が通っていたとしても、ホームページのプランニングを制作業者と検討していく中で、コンテンツの内容やボリューム、仕様が変わることがあります。企画・プランニングが決まったら最終的な見積もり金額の確定を行いましょう。

 

スケジュールの調整を行う

ホームページをリニューアルする際には、依頼側が資料を準備する必要がある場合も多く、余裕のあるスケジュールを設けることが望ましいです。

 

4.デザイン・制作 UI・デザイン・コーディング・システム構築

プランニングが終わったら、リニューアルコンセプトを基にUIの設計とデザイン制作が始まります。どのようなテイストのホームページにしたいのか制作業者に要望を伝え、その要望を元にワイヤーフレームを作成してデザイナーが形にしていきます。

近年のトレンドとして、機能性を重視したフラットデザインと言われるシンプルなデザインが広まりましたが、装飾的な要素を抑えたためにどこがリンクボタンか分からないといったUIの低下問題が起こりました。最近では、フラットデザインのシンプルさを引き継ぎながらもデザインに奥行きをつけてユーザビリティを高めるマテリアルデザインが注目されています。業種やターゲットとなるペルソナ像によっても選ぶべきデザインの方向性は異なりますが、マテリアルデザインには全てのデバイスから閲覧しやすいというメリットがあります。リニューアルを機会に導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

デザインが完成したら、最終工程としてコーディング作業を行います。コーディングとは、HTMLやCSSという言語を用いてデザインをブラウザ上で閲覧出来るようにするためのもので、デザインが設計図だとすれば、コーディングは実際の建築作業に当たります。近年では、画像や文字が表示されるだけの静的サイトから、メニューがスクロールに合わせてついてくる、画像を選択した時に拡大表示されるといった動的サイトが主流になっています。

また、社内ブログの更新などをHTMLやCSSなどの専門的な知識を必要とせずに行うことが出来るCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)をホームページに導入することが一般的になってきています。ある程度操作に慣れる必要はありますが、CMSを導入することで制作業者にその都度更新作業を依頼することがなくなるため、外注コストの削減とスピーディな情報発信が可能となります。CMSはホームページのコンテンツ量が多く規模が大きい場合、情報の更新頻度が高い場合の導入に適しています。リニューアルを機会に必要か判断した上で導入を検討しましょう。

 

5.リニューアル後にすること

ホームページをリニューアルし、公開まで行なったとしても、継続的にユーザーにとって有益なコンテンツを発信したり、UIの改善などの取り組みをしないと望むような効果は得難いです。

例えば、CMSの導入によりコラムやニュースなど、継続的にコンテンツを配信出来る仕組みを作ったのにも関わらず忙しいために更新しないというケースは多くあります。最近では、コンテンツマーケティングという有益な情報発信を行うことでユーザーをホームページのファン化し、購買意欲を高めるマーケティング戦略が主流になっています。自社で継続的にコンテンツの発信をするのが負担になるようであれば、コンテンツ制作のアウトソージングを検討するのも良いでしょう。

せっかく時間や費用を投資してリニューアルを行っても、適切な改修やコンテンツの継続的な発信をしなければリニューアルの目的を十分に達成することは難しいでしょう。公開後の実際の運用体制のことまで考えた上で計画的にプランを練ることが重要です。

 

まとめ

ホームページをリニューアルする際には、まずはしっかりと現状分析を行い、明確なリニューアルの目的を設定することが大切です。目的が明確になれば、どのようなコンテンツが必要なのか、どのようにUI設計をすべきなのかといったホームページの方向性も決めやすくなります。その上で制作業者の専門的な意見も取り入れつつ細かい仕様を決めていきましょう。今回ご紹介した手順を押えてホームページリニューアルを成功に導いて頂けましたら幸いです。

当社では、お客様がホームページを新規作成・リニューアルされる際に特にブランディングの視点に力を入れて企画を行い、デザイン・開発・保守管理・マーケティングまでワンストップのサービスを提供しております。ホームページのブランディングをお考えの際はお問い合わせ下さい。

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